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メンテナンスガイド

その1 弦交換の時期について

 ギターやベースの弦は、どれくらいの期間で交換するのが望ましいのだろうか? もちろん、弾く度に弦を交換するプロフェッショナル・ギタリストが多数いることは知っている。しかし、一般人にとっての趣味の範囲としてギターを考えるならば、ギターを弾く頻度にもよるが、2週間〜4週間程度の周期あたりだろうか。軽く弦の下側を指でなぞってみて、フレットが触れる位置に沿って弦がでこぼこして感じられるようになったものは、既にバランスよく振動できる時期を過ぎている。このあたりはプレイヤーの弾き方や使われる状況などにも大きく左右される。予約した練習スタジオの前日に、自宅で一生懸命練習し、当日スタジオで数時間もギターを弾けば、そのギターの弦の寿命はまっとうしたといえるのではないだろうか。ギターをたまにしか弾かない人は、弦の表面がくもってくることを気にしなければ、期間はあまり気にしなくてもよいだろう。逆に張り替えた直後の滑りやすい感触の弦を好まないプレイヤーもいる。いずれにせよ、弾いた弦が振動する様子を目でチェックした時に、きれいな紡錘形を描いて振動しないようであれば、寿命が尽きたと思えばよい。寿命が尽きた弦は、ハイ・ポジションでのサステインや、コードの揺れ、イントネーション調整をしているにも関わらずチューニングが合っていないような感触を作り出す。ギター・トーンに関しては、徐々にきらびやかさを失い、暗いトーンへと変化してゆくのだが、これに関しては、個人の好みの問題ともいえる。つまり、錆びた弦の弾き心地や音が好きなギタリストがいても、それはいいのではないかと思っている…。

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