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メンテナンスガイド

その1 ソリッド・ギター編

 ここでは、普段ギターを保管しておく際の注意事項を簡単に説明しておこう。

 まず、ギターを保管する部屋の湿度管理に気をつけよう。簡単な湿度計は1,000円程度から売っているので、こういったものをギターと一緒に置いておく。なかなか湿度を下げるのは難しいが、大目に見れば40〜60%の範囲に留まるように気を配ろう。40%を下回る状況ではフラットトップのトップ割れといったトラブルが起こりやすく、70%を越えるような湿度ではネックそり、サビ、そしてカビが発生する。ここで気をつけなければならない点がある。部屋の場所によって湿度はかなりばらついているので、ギターを置く場所の湿度を計測するように心がけよう。家にギターを持って帰ってきた時は、必ずケースから出して一晩以上は放置すること。場合によっては、ずっと出しっぱなしでもなんら構わない。スタジオ等で練習した時は、思いの外汗が楽器についているもの。こんな状態のままで置いておくと、狭いケースの中では、汗の水分が蒸発してケース内に充満してしまう。

 家でギターを保管する場所は、直射日光を避け、風通しのよい場所を撰ぶ。ギターを吊るして保管するのも、ネックに負担がかからないことを考えると良い方法といえる。逆に、ネックに負担がかかる角度に倒して置いておいたり、ネックやボディを強く押さえつけるハード・ケースに入れておくのは避けなければならない。こういったケースは、移動の際に楽器を保護するものと割り切って、普段の保管には使用しないように心がけよう。

 次にギターの弦は緩めておくべきか? これは、諸説があり、人によって意見が分かれる部分でもある。以下に僕の個人的な意見を書いておこう。ソリッド・ギター/ベースの場合、弦を緩める必要はまったくない。ギターのネックは本来、弦のテンションに対して逆向きのテンションをネック内のトラスロッドで作り出すことによって、ストレートな状態を作り出している。従って、片側のテンションのみを取り払うことは、ネックに大きな負担をかけていることになる。また、ソリッド・ギターのボディは、十二分にヘヴィな構造をしている。

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